グレーの空は、今夕からという雪を今にもと感じさせています。雪はきのうもきょうも、時おりちらちらとして、あたたかな空気がそれを、時おりみぞれに変えています。
白い雪が演出するまさにホワイトデーのきょう、ですが、この通りの往来はほとんどありません。お店も、ホワイトデーであるきょうも、休まれているところがほとんどです。
そんな通りにありながら、店をあけているコルリにはぽつぽつと、メンズなご来店がありました。
「14日、やってますか?」とお問い合わせいただいたお客さまではないとのこと、お電話やメールできょうの営業をたしかめてくださったお客さまがもしかしたらこのあと、お見えになるのかも、しれません。
「やはりことしも『ありがとなっし~』で」
そのコルリに、3年連続同じホワイトデースイーツをオーダーくださったのは、県外、千葉のお客さまです。ご当地キャラ、ふなっしーにメッセージを添えたスイーツをことしも、ご依頼くださいました。
お日持ちやお取り扱いの便から、今回もサブレ。
ただ、ふなっしーのカラフルな色合いや、つるりとした風合いから、ふなっしーはマカロンで作り、サブレにショコラであしらうスイーツをお作りしてきました。
おととし、去年はハートのフォルムのサブレに、ふなっしーと、「ありがとなっし~♡」のふきだしを添えたものをお作りしました。
ことしは3度め。
なにか少し違って、オーダー主のお客さまもさらに喜んでお使いいただけるものが作れないかと考えました。
考えがまとまらないままタイムリミットがやってきて、ふなっしーの記念切手をイメージしながら製造をはじめたところでふと、思いついたのが、スマフォでした。
通りゆく方々がたいがい手にされているスマフォを、サブレに。
それならば・・・!
スマフォのベースのサブレを焼きながら、「ありがとなっし~」な「ふなっしーフォン」のイメージをふくらませました。
ふなっしーは梨の妖精です。
ふなっしーフォンは、愛♡のあるアイフォン。アイフォンはりんごのマークがついているので、ふなっしーフォンはなしのマークをつけて仕上げたら面白いかも・・・
ふなっしーのパーツは、今回もマカロンで描いて焼きました。
今回は、携帯の画面にふなっしーが登場していて、メッセージを伝えているようにしました。
ご説明しないとわからないかも、しれません。
なっしーフォンの仕上げは、パーツをショコラでつける際に、ショコラに梨のかおりを少し加えました。
これも、ご説明しておかないと、わからないかもしれません。
ふなっしーフォンは、ココア生地のものに、ノーマル生地のものもできました。
梨=ペア、ペアフォンです。
ペアフォンは、ご一緒にご依頼くださった、お焼き菓子のギフトに使わせていただきました。
スイーツギフトも、ふなっしーづくしです。
ペアフォンに、なっしーのメッセージだけになっている、別のサブレのショコラサンド、そして、なっしーのマカロンの色合いのマカロン生地を織り交ぜた、なしの味のパウンドをあわせました。
ふなっしーからのメッセージは「ありがとなっし~」に「39」と「274」をプラス。
実際、「274」は、検索してみると、さまざまなふなっしーグッズに使われている語呂合わせです。
スイーツをお受けくださったお客さまからメールがきていました。
なによりご自身が「ふなっしー」LOVERなのだそうです。
ご依頼くださったホワイトデースイーツが、ご自身にとってもとっておきな、ホワイトデーなスイーツになっていれば、と、信じます。
ことしもコルリを思い出してくださり、ありがとうございます。
オーダーをありがとうございます。