ことしも、フルオーダーでお作りしているコルリのクリスマスケーキですが、おとといお電話でご相談、オーダーをいただいたのは、アレルギーおおありになる子どもさんのパパさんでした。
「卵と乳がだめで」
お電話口で、きゃっきゃっと小さな子どもさんの声がきこえました。
きょう、ご旅行先の軽井沢で、おふたりの子どもさんが召し上がるクリスマスケーキをお作りすることになりました。
どんな方でも、ケーキと想像されるのは、ショートケーキでしょう。
ただ、お電話口のお声から、子どもさんがとても小さい方々とわかったので、お召し上がりやすさを考えて、デザートカップに、仕込むことにしました。カップになっていれば、切り分けるようなナイフも、お皿もいらず、便利でしょう。
土台は、卵を使わない小麦粉のスポンジを焼きました。そして、クリームは、豆乳と、お豆腐を使いました。ブルーベリーといちごをそれぞれピュレにして、2色のムース、2味のゼリーを作り、最後にまっさらな豆腐のムースを作って、全部で6種類の層を、ダブルベリーの果実とともに、カップの中でショートケーキ風に重ねました。
土台も大事なのですが、同じかそれ以上に大切なのは、第一印象になるデコレーションです。これまで、アレルギーのおありになる方へお作りしてきた飾りのスイーツは、サブレが多かったのですが、卵と乳という、つなぎになる素材が使えない場合、とてももろくなります。また、今回は、チョコレートも使わないお約束をしたため、ショコラの細工も却下。
そこで、トライしたのが、マシュマロフォンダンです。
砂糖とゼラチン、コーンスターチでできているマシュマロを、水分と粉砂糖を調整してできるマシュマロフォンダンは、卵も乳製品も入らないデコレーションとして使えます。
子どもさんの性別や、お好みがわからなかったので、それならテディベアを。あとは、サンタのぼうしを、色々な色で作ってみました。チョコレートの線描きができないため、Noelと2016のメッセージも、作りました。
デザートの上に、テディとぼうし、それぞれのメッセージをおのせして、のりきらない分は、別添えに包装しました。ひとつひとつが、福笑いのような、パズルのような感じになるので、遊んでいただけるかも。
そしてさらに、ロボットに入れました。
デザートを胴体に、頭の部分に別添えフォンダンを入れました。
きっと、おふたりの子どもさんが、箱をみただけでお喜びくださるのでは。そして、クリスマスプレゼントっぽくもなるのでは。
ピックアップのご両親がご来店になりました。
子どもさんはご一緒ではなかったので、おふたりにデザートの内容をご説明しながら、ロボットにお入れしました。
「2歳とかなので、こういう方が助かります」
「喜ぶと思います!」
このたびは、オーダーをありがとうございます。
お作りしたスイーツを、お受けくださり、感謝申し上げます。
マカロン屋からおすすめなおしらせです。
クリスマス色のマカロンがございます。ナッツを使わないでできているクリスマスカラーのマカロンもございます。
ぜひみなさまでクリスマスに、マカロン屋スイーツをご共有いただきたいです。