「15日以降で」
お盆のお休みを前に、メールでお問い合わせをくださったのは、何度かオーダーケーキやマカロンをおもとめくださっているご町内のお客さまでした。
お知り合いがキャットシッターを開業されたお祝いを、なにかスイーツでと、コルリを思い出してくださったようです。
「キティさん以外でなにか、ねこのスイーツはできますか」というお問い合わせに、これまでお作りしてきた、ねこの形のサブレをご案内しました。
オーダーをくださったのは、サブレのギフト。
「祝」と「はるねこ」というメッセージを、白と茶のねこに。
あとはご予算をいただき、そのなかでサブレをアレンジするお約束をしました。
「はるねこ」というキーワードで検索してみると、HPブログをみつけました。なん九州で、ことし資格試験をパスされ、あたためられてきた夢を先月かなえられた方でした。
ブログの前の記事のなかに、おあずかりしたねこさんたちが、まるで春のように、ひだまりのなかで安らぎ、なごめるような場所をめざされ、「はるねこ」とありました。そこに、「はるねこ」の意味があると、思いました。
また、この方は、2匹のめすのねこを飼っていらして、そのねこたちがブログで日々、紹介されていました。一匹はキジトラの「つくし」さん、もう一匹はジジのような黒猫の「はな」さんでした。
オーダー主のお客さまが、白と茶のねこと、リクエストされた意味がわかりました。
ただ、このブログをみつけて、白のねこには、キジトラをイメージする模様を、黒猫は、ブラックココアの生地を使うことにしました。
リクエストは、ピンク、黄、オレンジ、緑、紫などカラフルにと、ありましたが、色合いは、白地、緑、ピンク、ココア2色になりました。
春のイメージをしっかりさせたいためです。
緑は抹茶と、春素材のよもぎを加えています。
オリンピックが開かれているなか、金メダルの競泳選手の記念切手がさっそくできたというニュースをみました。
そう、ご開業の記念切手をサブレで。
切手型のサブレには、さくらと、つくしをデザインしてみました。
値段の数字のかわりに、ねこさんたちの「はな(さくら)」「つくし」と描きました。
小さな切手には、さくらの花ふぶきや、ことし2016の数字、「はるねこ」さんの「は」、そしてならではの、肉球を描いてみました。
そして、はりねずみをひとつ。
この「はるねこ」さんには、妹さんがいらっしゃって、その妹さんが、まあなんとも愛らしいはりねずみを飼われていて、それがときどき、ブログでご紹介されていました。
はりねずみさんの名前は「うに」。
はりねずみには、葉っぱや花ふぶきをつけて、「うに」と描きました。
「それでは1時に」
サブレができたご報告メールに、お客さまがきょう、お越しになると、お返事をくださいました。
お贈りになる方も、贈られた方も、およろこびいただけるギフトになっていればと願っています。
オーダー、ありがとうございます!