きのうご来店くださったお客さまが、おなつかしい再会をさせていただいただけでなく、きょうのケーキをオーダーくださいました。
きのうご予約いただいたケーキのリクエストはショートケーキでした。
「シフォンケーキ、ですよね」
ことしはブルーベリーと、ラズベリー。
Wベリーで、という見た目なのですが、シフォン生地がいちごでできているので、実はトリプルベリーのケーキになっています。
「あの、クオリティっていうんでしょうか。前より落ちてません?・・・でも、食べたわけではないんですが」
「なにか、華やかさが足りないというか、なんとも言えないのですが、もうちょっと前の方が・・・」
ちょうどきのう、別の方から直接いただいた、コルリのケーキについての印象です。
直接作り手、店主にこの言葉を伝えられるということは、きっと・・・
おひとりがそう話されるということは、きっと・・・
そのお言葉の余韻が残るなか、いただいたオーダーは、喜びとともに、承ってよいのかという、不安もありました。
フランボワーズはのっているものの、ブルーベリーとショコラ色のマカロンでおとなしいケーキに、葉月のリーフを加えて、もうひと色プラスしました。
クオリティをさげているつもりはありません。
でもきっと、なにか。
そして、きょうの昼前にオーダーをいただいたケーキは、なんとそのお声かけをいただいたところからでした。思わぬオーダーは、きょうの夜にめしあがるショートケーキ。
お誕生日や記念日などではないけれど、サープライズにされるというケーキを、作らせてくださることになりました。
やはり同じようにいちごのシフォンにブルーベリー、フランボワーズを使いましたが、サープライズのケーキ自体にもサープライズがあればと思いました。なかにもうひとつ、2種類のフルーツをサンドしてあります。
葉月の週末に万歳するおふたりを、リーフのサブレをかかえたくまで・・・
さらに、ハート型のマカロンが、シフォンの穴の部分に飾ってあります。
見てもお召し上がりになっても楽しいケーキになっていれば、幸いです。
「オーダーケーキ 記念日スイーツ おつくりします 当日OK」の看板にひかれてオーダーをくださったケーキは、おしゃべりができるようになったくらいの小さな子どもさんをおひとり抱かれたご一家でした。
おじいちゃまのお誕生日を、7名さまで祝われるケーキを、とのこと。
ミルクレープでお作りすることになりました。
ブルーベリーに合わせるなにか、ご一家みなさまの軽井沢の週末を表せるなにか、と、おのせしたのは、花豆と米粉を使った、青い鳥とリーフ。そしてハートのサブレも飾りました。
青い鳥は、実は6羽です。7羽めは、マカロンのプレートをのせると、のりきらなくなってしまいました。小さな子どもさんの分は、実はサイドに。
ハートとキティさんの小さなマカロンをみつけていただいたら、ちょっと、楽しいかもしれないと、考えた次第です。
コルリスイーツを、すばらしい機会に共有させていただくことで、お伝えしたい感謝や、ちょっとよくわからないのですが、お伝えしたいなにかが、あります。
でも、さらに、コルリスイーツを通して、こちらにも伝えていただいているなにかがあることに、もっともっと、気づかねばなりません。
オーダー、ありがとうございます。
軽井沢で一番すてきなケーキ店をめざすためには、ケーキをつくらねばなりません。
その機会をいただいていることに、感謝申し上げます。