霧につつまれた朝は、まさに軽井沢らしいものです。
きょうはでも、雨はふらないと予報されている割には、すでにその霧の中に、雨があり、そうかやはり、梅雨だもの、と、でも傘がいるかいらないか、それぐらいの雨です。
きのうもそうでした。
でもそんな空のもと、店の前にプチプチの袋に入った文庫本がおちていました。透けてみえるので、わかりますが、ひろさちやさん著の「捨てちゃえ、捨てちゃえ」です。
こんなお天気ですので、店内でお預かりしています。
心当たりの方は、おしらせいただければと思います。
ただ、かなり意味深です。
おとしものは、道路や階段などではなく、コルリの店のドアをあけるとタイトルがわかるような向きで落ちていて、あたかも「読んで」と置かれたような、存在のしかたになっていました。気のせいかもしれません。
でもまた、この、本のタイトルが意味ありな気がして、「捨てちゃえ」というものなのかも、しれません。
軽井沢のお友達のようなお客さま、タカハシさんから、京都のおみやげをいただきました。
有名な伏見稲荷の、おもしろいきつね型の甘味噌味せんべいに、「幽霊 子育飴」。
このタカハシさんセレクトのスイーツも、なにか意味深な気がして、うれしい気持ちに???が加わります。
おたより、おとしもの?おくりもの…?
ご来店のない梅雨空の平日が、不思議な出合いとともに、すぎてゆきます。