霧、靄、雨、雲、雨かんむりの昨日は、ご来店がないかもと思いきや、お客さまはコルリを訪ねてくださいました。
そのうちのおひとりが、きょうのお誕生日トルタをご予約くださいました。
リクエストは、フルーツのタルト。
「生のあんずは、まだなのよね。でも、杏のタルトが食べてみたくて」
いま、あんずは、一目10万本と呼ばれる全国屈指のあんずの里、千曲のあんずが満開になっているといいます。実がなって、採れるのは梅の少し後。生のあんずが使えるのは、初夏です。
シーズンオフにコルリの店にあるのは、あんずのシロップ漬けばかりで、そう、今はBIOのドライのあんずがあるだけです。
そのお話をすると、お客さまは、そのドライのあんずを使ってみてほしい、とお答えになりました。
あんずは、お客さまが店を出られてすぐ、白ワインに漬けて戻しました。
あんずは、まずタルトのアパレイユに敷きこんで焼きました。
その後、トルテのクリームにも散りばめ、いちごと2種類のぶどうとともに、仕上げました。
そして、全国各所で楽しまれている、でも軽井沢ではまだみぬ桜を、メッセージプレートに。4名さまで召し上がるので、スマイリーなさくらと花びらたちは、あわせて4つです。
オーダーをいただいたおかげさまで、コルリの「季節のトルテ」もはなやかになりました。
オーダー、ありがとうございます。
季節と、まだみぬ季節とともに、みずみずしい「季節のトルテ」を囲んでいただきたいです。