新しい何か「軽井沢のマカロン屋のメープル&ブルーベリーな軽井沢オペラ」

 

ご入学ご進級、ご入社といったイベントがなくても、新しい何かを感じ得たい4月は、でもなぜかエイプリルフールに始まり、なんとも不思議なわくわく感があります。

 

 

冬に軽井沢のかえでの木から樹液を採取し、「軽井沢メープルシロップ」を作られている話は以前、このブログでご紹介しました。「軽井沢メープルシロップ」は、びん入りの商品として、3種類が販売されています。

ピュアなシロップ、白樺の樹液も加わったシロップ、そしてブルーベリーとメープルのミックスシロップです。

 

このブルーベリーとメープルの組み合わせが、実はとてもいい感じで、この2つの軽井沢素材で何か、ケーキを作れたらと考えてきました。

 

シロップをたっぷりとしみこませて作るケーキで、一番にイメージしたのが、オペラでした。オペラはアーモンドの生地にコーヒーと洋酒をあわせたシロップをじゅわじゅわにアンビベしながら、バタークリームとガナッシュを使って何層にも重ねてゆき、ショコラで被い、金箔をあしらうアントルメです。切り口もとてもきれいです。

これをブルーベリーとメープルたら、とてもきれいだろうと、イメージがふくらみました。

 

シックですが、とてもきれいなオペラができました。

マカロン屋のケーキなので、もちろん!

色合いの合う紫のマカロンを…

金箔のかわりに、カカオニブをあしらいました。

ショコラの比率は、よくあるオペラよりも少ないのですが、ショコラはブルーベリーとメープルの引き立て役に、なってくれているようです。

 

ブルーベリーとメープルで、さらにソースを作り、スタンバイ。

昨夜は、軽井沢のメープルを採取している方が、お声かけくださって、内輪な持ち寄り会に参加させていただくことになり、それではと、試作の軽井沢オペラの試食会にしていただくことにしました。

 

「ブルーベリーがもうちょっと効いてもいいかも」

「ソースがない方が好きかも」

「え? あっていいんじゃない」

ひとりでは迷走するのですが、お召し上がりくださった皆さまそれぞれに、それぞれのご反応をいただいて、持って行ってよかったと感じました。

 

 

試作品だけでは申し訳ないのでなにか。

お声かけをちゃんといただいたのが3月31日の午後。

準備できるのは、サラダくらいかと、野菜を買いに自転車に乗りました。

 

道道の陽なたに、顔を出していたふきのとうをつんで、方向修正。

ベーコンのかわりにふきのとう、パルミジャーノのかわりに自家製リコッタを。ふきのとうの苦みがどうかしらと、コーンを。フランスパンをクルトンにして、レタスを。なんちゃってな季節のシーザーサラダが、持参品に加わりました。

「このチーズ、おいしいですよ」

「サラダがおいしい」

「サラダが食べたくなるって、やっぱり春ですよね」

 

間接的にには知っていて、でも初めてお目にかかる方、ああどうもと、あいさつ程度しか接したことのなかった方に出会わせていただけた夜でした。

夜まで口にできなかった、全然面白くないウソのような冗談を、あたたかく突き放してくださるお仲間に出会えたエイプリルフールでした。

 

 

感謝とともに、春にこのわくわく感だけは、持続してまいりたいと思います。わくわくを、スイーツにプラスしてゆきたいです。

 

 

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