1月のおわりがお誕生日ながら、中学受験の追い込みとあって、お受験後にご子息におつかれさまと、お誕生日をお祝いしたいというお客さまから、スイーツのオーダーをいただきました。
オーダーはあわせて、ヴァレンタインスイーツも。
いただいたリクエストは、ご子息が気に入っておられるキャラクターという「ぐでたま」。「ぐでたま」のいるショコラのシフォンと、「ぐでたま」のいるサブレを、お作りすることになりました。
「ぐでたま」
調べてみると、愛らしいかんじの、たまごのキャラクターでした。
でも、その愛らしいたまごが、けだるそうな格好をして、つぶやいたり訴えたりしている、ちょっとブラックな、ですが、かなり楽しいキャラでした。
たまごの形をしていて、気味に表情があり、せりふがあるものが多いのですが、たまごを加工したオムレツ姿のぐでたまや、プリン姿ケーキ姿のぐでたまもいました。
なんと、意外にもサンリオさんのキャラ。
でも、その素行があまりよくなさそうだからでしょうか、一度サンリオさんのテーマパークを追放させられた、などというエピソードもあるそうです。
ぐでたまは、白と黄色をしっかり出したいので、マカロン生地で作りました。いろいろな姿がありましたが、一発でぐでたまとわかるのは、やはり本来の卵な姿。
いろいろなポーズがあるのですが、かなりよく、ぷりんとしたおしりをこちらへ向けているものがあるので、おしりも加えました。
ショコラのシフォンは、ショコラのクリームで。
ショコラ生地のマカロンを散りばめてサンドしながら仕上げました。
主役のご子息は、フルーツが苦手でいらっしゃるからです。
「ぐでたま」がよく口にしているせいふは、「だり~」。
ハッピーバースデーの最後のdayを、dary(ダリー)に、してみました。
ほかのせりふのなかから、お受験を終えたご子息をイメージして、「もうなんにもしたくない」を選んでみました。
一緒にお送りしたヴァレンタインスイーツのギフトは、ハートフルなサブレと、ダンディケーキをいろいろ組み合わせたものをご用意しました。
オーダー、ありがとうございます。
お客さまご一家には、もうさかのぼること何年も、スイーツを作らせていただいています。
そしてまた、こうして新しいぐでたまな世界を教えていただいたことにも、感謝申し上げます。