ダンディケーキのおしゃべりを続けます。
ダンディケーキを綴ると、実はダンディはDundeeで、Dandyではないということが、わかりました(すてきなメンズのダンディかと、思っていました・・・!)
Dundeeは、イギリス、スコットランドの港町の名前で、このダンディは、イギリスなら食卓に欠かせないマーマレードの、そのなかでもマーマレード特産で知られる町なのだそうです。
マーマレード特産の町でマーマレードを使って作られるフルーツケーキが、ダンディケーキなのだそうです。
正統のダンディケーキは、材料の必須条件、比率条件もあるようです。
ダンディケーキには必ずマーマレード、ピール、サルタナのレーズンが入り、トップにアーモンドを敷き詰めるように散りばめて焼かれるそうです。
材料の配合は、最低●%以上でないと、ダンディケーキではないとか。
粉にはアーモンドの粉も入れるルセットも多いのですが、これは必須ではないようでした。
ダンディケーキは、200年ほどの歴史があるそうですが、きっかけは、港にやってくる船のなかで、大量にかかえてしまっていたスペインのオレンジをお引き取り買いした方にはじまるそうです。
購入した大量のオレンジは、苦すぎて食用には向かず、当時薬用に使われていた品種のオレンジだったことがわかり、扱いに困っていたのを、それでもこれをマーマレードにしてみようと加工して、そのマーマレードをさらに使用したなにかを作ろうということになって、フルーツケーキが焼かれ、それがダンディケーキになったとか。です。
いろいろなルセットを調べながら、試作するルセットを選んで、試作を始めました。
やはり、タカハシさんのおっしゃる通り、かなりハードなケーキになりました。でも、調べてみると、もともと、そういうかなりがっしりとしたケーキなのだそう。
ただ、日本人が楽しめて、コルリオリジナルなダンディケーキを作りたい、という目標から、少しふんわり感のあるつくりにしたいと、選んだルセットの展開を始めました。
そこで、こんなかんじかなという結論になった独自のルセットで、こんどはさまざまなかんきつで、マーマレードとピールを作って、さまざまなダンディケーキができました。
かんきつが集まったので、レーズンは入れず、かんきつのみで。
ゆずは、和な印象をより楽しんでいただけるように、小麦粉ではなく米粉で、香りづけのラムも、日本酒で。
かんきつをいろいろ。
でもやはり、正統のダンディケーキもなければ。
ダンディーケーキ
レモン
ゆずの和風
グレープフルーツ2種
かんきついろいろ
グレープフルーツとマカロン入りショコラ
→使った日本酒は「Ittou」という今冬オリジナルの軽井沢オリジナルな日本酒です。
先月開かれた国際カーリング大会の記念にと、特別に仕込まれ、作られた日本酒です。
この6種類を、タカハシさんに。
ひとくちサイズのミニは、お召し上がり比べにも・・・
きょうは1月14日、ヴァレンタインの1カ月前になりました。
ダンディケーキがDandyなら、そう、ヴァレンタインにもと、かんちがいをしてみましたが、ダンディがDundeeであっても、ヴァレンタインにちょっと、こんなスイーツのプレゼントもよいのではと、思います。
ヴァレンタインのギフトに向くダンディケーキ。
ショコラ仕立てのもの、形、大きさ。
プレゼントだけでなく、ご自身でも召し上がってみたいスイーツになればと思います。
コルリのことしのヴァレンタインスイーツを、候補にしていただければと幸いです。