店を移転した2013年の春の終わりから、コルリの店の仲間になっているカップル招き猫たちは、やはり何かを呼んでくれているようです。
先月22日の「猫の日」の出来事は、もしかしたら彼らが招いてくれたのかもしれません。
この日は朝、1年ぶりに軽井沢を訪ねてくれ、1泊したママンが店に掃除をしに来てくれて、プリンを食べて引き上げると、こんどはパパンが、たしかに約1年前訪ねてくれたのに「店の場所がわからない」と、電話があった後、しばらくして店にやってきて。そしてパパンもプリンを。さらに¥100シャーベットやパナナケーキをお昼がわりに食べてくれたパパンを見送りました。
とそこで、電話がありました。
「コチラハ『ナガノトーキュー』ノ・・・」
突然のお電話元は、長野駅前のデパート「ながの東急百貨店」さまの食品部の方でした。
1週間の催事に出店しませんかという、お話でした。
「イチドオウカガイシテチョクセツオハナシシタホウガ・・・」
こちらは、突然のお話で驚きましたが、長野県一番のデパートさんで御取り立ていただくには、分不相応ですし、1週間のフェアをまかなうには、ひとりでは無理がある旨、でも、お声をかけていただいたことには、非常にうれしかったと、お伝えしました。
「お声かけいただいて大変ありがたいのですが、いらしていただいても、先に進めるお話ができないような相手です。もし、軽井沢にお出かけのご用事がありましたら、その際にお寄りいただければ、ご挨拶をさせていただきます」
次の23日は日曜日でした。
開店まもない10時すぎに、電話がありました。
「サッソクデスガ、キョウカルイザワにイクヨウジガデキマシタノデ・・・」
そして午後、店の前に「TOKYU」カーが停まりました。
ご挨拶だけと思ったのですが、お話をするうちに、やはり長野県一番のデパートさんは、オープン以来のあこがれの場所。ここで一度でも出店させていただけるなら。
無理はあっても、やりたい気持ちがふくらんできました。
ご提案の会期は10月8日からの1週間。
3連休をはさむこの1週間は、軽井沢の店でお客さまをお迎えしたい時期でもあります。
また、それまでに9月は5連休があり、それまでにお受けしたブライダルのお引き菓子の製造があります。また、その時はまだ、「こるりさん」のお引き菓子の製作も始まっていませんでした。
こなせるかどうか。間に合うかどうか。
「サッソクキュウデスガ、コウコクノサツエイガアリマシテ・・・」
「コンナカンジデ・・・」
それから数日の間に、広告におとりあげいただくアイテムを考えて、撮影のためのスイーツの製造がなんとか終わり。撮影は9月2日に行われるとうかがいました。
6月の終わりに、4年ぶりに日本一のデパート三越伊勢丹さまで開かせていただいたフェアに続き、1カ月後の10月8日から、こんどは信州一のデパートながの東急さまで、催事「秋の信濃路めぐり」に出店させていただくことに、なっているところです。
なお、この間10月8日~13日までと、搬入出の前後日は、軽井沢の店は休ませていただく所存です。
たぶんきっと。
青い鳥の夢物語の続編に、おつきあいいただければと思います。