「シュークリームは頼めば作っていただけるのですか」
1週間ほど前にご来店されたお客さまから、オーダーをいただきました。
地元、軽井沢で「週1シュークリーム」と、さまざまなシュークリームを試されているとか。通常シュークリームをおいておられるところはほぼ制覇され、次がコルリの番と、たずねてくださったようです。
完全なフルオーダーになりますので、どんなシュークリームをお作りするか、ご相談になりました。
「ひとことで、コルリさんなら、というようなものというと、何でしょう?」
「・・・・・・そうですね・・・ピスタチオはいかがですか?」
ピスタチオのマカロンが大好きなお客さま、ご提案に賛同してくださいました。
「では10ケ、まるでマカロンを食べているようなピスタチオのシュークリームを」。
オーダーが決まりました。
シュークリームをお召し上がり比べておられるお客さまですし、せっかくのフルオーダー。一から考えて試作から始めました。
素材はイタリアのピスタチオのペースト。飾るのはイタリア、シチリアのピスタチオです。
今回、まるでマカロンを食べているような、というリクエストをいただいたので、マカロンに使うバタークリームを使いたいと思いました。でも、クレームパティシエール(カスタードクリーム)を使ってこそ、シュークリーム。
そこでふと、ルリジューズを思い起こしました。
ルリジューズは、シューを使ったシュークリームのひとつの形で、輪っかの模様のパリブレストと同様、パティシエールにバタークリームをあわせて、仕上げてゆくものです。ルリジューズとは、フランス語で修道女さんの意味。ロングスカートをはいた下半身の大きな女性のフォルムをイメージして、大小のシューをあわせてつくる形をしています。
上の小さなシューには、バタークリームベースのピスタチオのクレームを、下の大きなシューには、パティシエールベースのピスタチオのクレームをつめました。グリーンなショコラをフォンダンがわりにして、ピスタチオと、葉っぱのサブレをかざりました。
コルリなので、コルリジューズ。
コルリジューズは、実は初めてではないのですが、ピスタチオでグリーンにお作りするのは、初めてです。
オーダー、ありがとうございます。
コルリジューズ、ピスタチオの好きなお客さまがおられましたら、オーダー分以上にお作りしておりますので、どうぞお声をおかけくださいませ。
おひとつ¥250です。
3連休のおやつに、おみやげにしていただきたいです。