「なにか季節感のある涼やかなものが、あればほしいですね」
三越伊勢丹のお買い場のご担当の社員さまから、約1カ月前、そんなお話がありました。
「つまり、なにか透明感のあるスイーツ、ですね」
「でも、商品開発からになれば、時間的に厳しいでしょうか」
「・・・・・」
「なにか新しいものがあっても」
三越伊勢丹さまのバイヤーさまとのお打ち合わせでも、SOMETHING NEWのお言葉がありました。
「ゼリーとか、ジュースとか・・・それからできれば、アルコールを使わないもので・・・」
「でしたら、フルーツ使いのジュレのようなものを、寒天使いでお作りしてみましょうか。寒天は信州の伊那が名産です。考えてみます」
なにか新しいものを作る際には、もちろん肝心は中身なのですが、商品としてお出しするためには、パッケージ、デザインを含めたトータルの開発が必要になります。
肝心の中身を考えつつ、なにを、どう入れるかと、それを軽井沢のコルリから発信するとしたら、どうまとめるかを考えてみました。
やはり、これはきっと、商品として、シールやしおりのような印刷物が必要だと思いました。
コルリのロゴ、シール、印刷物をおまかせしている東京のデザイナーのスズキユタカさんに、イラストやイメージをお送りして、ご相談しました。
「なんなりと」
CHICAのイメージとイラストを、スズキさんがまとめてくださいました。ひとりでは煮詰まったり偏向してしまうところに、スズキさんのアイデアやご意見をいただくことができました。
今回はじめて三越伊勢丹さまのフェアでご紹介する新作スイーツは「コルリの軽井沢たまご」です。
フルーツをコンポートにし、寒天と、コラーゲンを入れた、カラフルな5色のジュレです。
たまご型の器を使って、お好みで冷蔵または冷凍して、お楽しみいただくデザートになっています。
冷やしてそのまま、ヨーグルトやかき氷にソースがわりに。
冷凍してシャーベットに、スムージーにお使いいただくことも。
赤いダブルベリー(いちごときいちご)
ベリーニ・ノンアルコールのカクテル風(白桃とぶどう果汁、レモンとミント)
さまざまなあんず
軽井沢のバラとルバーブ
紫のダブルベリー(ブルーベリーとクランベリー)
みずみずしい果物とともに、すべてにコラーゲンプラス。
うるおいのある軽井沢の涼を味わっていただけるたまごです。
おひとつ¥300です。
そして、5ケ入りが¥1500です。
たまご型ですが、卵は使用しておりません。
このデザートは、常温でお取り扱いが可能です。
冷やしてご利用いただきます。
お日持ちは約1カ月です。
「こういうものを入れたらどうですか」
「もしゃもしゃのことですね。色は何色がいいと思いますか? オレンジか青か・・・」
「青がいいと思います」
カラーパッキンを入れるアイデアも、スズキさんのお一声から。
たまごっぽさ、コルリらしさをお伝えできればと思います。
中身の開発が最後の最後になり、きのうやっと、最後の1色が決まりました。
「コルリの軽井沢たまご」
たぶんきっと、今回かぎりのスイーツになると思います。
ぜひともお試しいただきたいです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。