アンパンマンが大好きで、小麦粉と卵にアレルギーのある子どもさんが召し上がれるケーキを。
昨年の初冬にオーダーをくださったお客さまから、ふたたびメールをいただきました。
今回は、この子どもさんのママで、オーダー主のおじょうさまのお誕生日。
「おかあさん おたんじょうび おめでとう」のメッセージで、とリクエストいただきました。
ご一家は、海外ご出張前。日本を離れられる前に祝われるお誕生日とのことでした。
最初にお作りしたケーキは、ショートケーキスタイル、コンポートにしたいちご使いでした。
米粉と牛乳をベースにスポンジを焼いて、生クリームで仕上げました。
今回は、また同じものでもと思ったのですが、およせいただいたメールから、日本を離れられる前に、思い出になるような、何かを考えてみました。
米粉、アンパンマンも含めて、和素材を使ってケーキをお作りしたくなりました。
モンブランです。子どもさんは栗よりさつまいもの方がお喜びくださるのではと思い、むらさきいもにしました。
土台のスポンジは米粉と軽さを出すためにコーンスターチを加え、今回はココアを入れて焼きました。
中のシャンティは、白い生クリームに栗、白花豆、うぐいす豆、あずき、金時豆をちりばめてあります。
形は・・・富士山をイメージしてみました。
かざりは米粉を使ったサブレです。
食紅と抹茶、ココアで色をつけ、アンパンマンとプレートを焼いて、さくらも合わせて。
富士山にさくら、アンパンマン。
きっと、楽しいケーキになると信じてお作りしました。
前回、子どもさんがまだ、チョコレートを召し上がったことがないというお話をいただいたので、今回もチョコレートは使いませんでした。
線描きは、前回と同様、バターと粉砂糖、牛乳をあわせてフロスティングを作り、ココア色の2色で描きました。富士山の雪の部分、白いクリームのようにみえるところも、このフロスティングをしぼっています。
お誕生日おめでとうございます。
オーダー、ありがとうございます。
ケーキが、思い出にしていただけるものになればと願っています。