マカロン屋のおとりよせオーダーケーキ「青いケーキにオオカミを」




「9月5日のブログに出ているような、青いケーキをオーダーできますか」
「ブログに出ているあのポインセチアのような青が希望です」




あのポインセチアの色を出すのは無理かもしれませんが、9月5日のケーキは確実にお作りしたもの。9月5日の色まででしたら、お作りできますと、お答えしました。
このときは、クリームがショコラのガナッシュモンテでしたが、クリームも青く色づけることが可能だとお返事しました。


いただいたリクエストは、シフォンのデコレーション。
青いクリームに、青いマカロン。そして、これもどうしてかわからないのですが、オオカミをアイテムとしてプラスしてほしい。
メッセージはHappy Birthday Brendanさん。



オーダーをいただいた後に、ボージョレーが解禁になりました。
おとりよせでお送りするケーキには、生の果物が使えないため、9月5日のケーキにはブルーのマカロンにブルーベリーをあわせたのですが、今回はボージョレーで煮た5種類のぶどうを使うことにしました。



飾りが青、クリームも青なら、シフォンケーキも青でお作りしたいと思いました。オーダー主のお客さまがうまくあがらなかったという、青いスポンジ。
卵黄の入る生地には、どうしても黄色が入ってしまうため、青い色が出にくい経験がありました。
この青いシフォンは、ボージョレーヌーボーのシフォンです。少し紫色になる生地に、青い食用色素を加えたら、青い色がきちんと出ました。



パーツの青いマカロンたちです。
オオカミとうかがって、イメージしたのが、赤ずきんの風景でした。

ケーキの大きさは2~3名さま分。

オーダー主のお客さまと、お誕生日のブレンダンさんは、間違いなく女性。

なんとなく、そのおふたりを、赤ずきんで表現したくなりました。
赤に近いピンクと、パープル、ココア色のマカロン生地で、赤ずきん、パープルずきん、パープルとココアなオオカミを描きました。


赤ずきんの童話のなかに、ワインも登場していたはず。
たしか、オオカミがワインで酔っぱらって寝てしまうシーンがあります。



あとになって、「3匹のこぶた」や「オオカミと7匹のひつじ」といった童話もあったなと思い出しましたが、当初は赤ずきんしか、思い浮かびませんでした。

でも、思い出したのが、こぶたややぎより、赤ずきんでよかったと思っています。


飾りきれなかったマカロンのパーツは、マカロンに仕上げて添えました。
ボージョレー煮のぶどうたち、こけもも、そしてボージョレーではないワイン煮のぶどう、フランボワーズ、ショコラ。それぞれ異なるフレーバーです。



青いケーキがきょう、軽井沢からお客さまのもとに届きます。
コルリは青い鳥。コルリといえば青です。
コルリならではの、宿題をいただけたことに感謝申し上げます。

オーダー、ありがとうございます。

 

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