焼き菓子を置いておられるパティスリーではたいてい見かけることのできるフロランタン。この5年間、ご紹介したことのなかったフロランタンを、やっと、ご紹介することになりました。
「こういう系好きなんだよね」
包装したばかりのフロランタンの最初のひとつを、お求めいただけた感激は、表せる言葉が探せません。
これまで色々な現場で、フロランタンに出合ってきましたが、ではコルリではどんなフロランタン、となると、なかなか形になりませんでした。でもやっと、サブレ生地はこんなかんじ。カラメルの部分と、カラメルの具合、ナッツの配合。時折思い出しては試作をしていたのですが、ここ最近つめてつめて、やっとご紹介できるものができました。
小さな丸いフロランタンです。ごく小さなものはぽいっと一口。
ひとまわり大きなものは、せいぜい2口サイズです。
木の実はアーモンドのみが定番ですが、信州軽井沢で作るフロランタン。地でとれるものをあわせて、楽しいものにしたいと思いました。
アーモンドにくるみ、えごま、そしてヘーゼルナッツ、今回はマカデミアも入れて、5種類のナッツをあわせました。
こうでもない、ああでもないと繰り返した末の、「小さな軽井沢のフロランタン」。
「軽井沢ガレット」と同じ、おひとつ(一袋)¥140です。
先日、RODYのサブレを納品にシュガースポットコーヒーさんへ出かけたときのことです。いつもお世話になっていて、最近では自転車をさがしておいてくださったミスターバウムに、お礼にシュガースポットコーヒーさんのおいしいコーヒーをごちそうしたいと思って、お誘いしました。
外でコーヒーを飲むのは、半年以上ぶりのこと!
シュガースポットコーヒーさんのコーヒーは、軽井沢で一番とご紹介できる味と香りがしました。
おいしいコーヒーを出したいと学ばれ、極められたオーナーさんが、こう話されました。
「でも、最終的には『自分がおいしいと思うもの』を信じろと言われました」
おしゃべりが長くなりましたが、コルリのフロランタンは、ただひとえに、作り手がおいしいと思うフロランタンです。
おためしいただける機会があれば幸いです。