愛車の青いMTBが壊れて乗れなくなった日。夜は思わず長いものになりました。
住まいに戻ってから少しして、午後11時ごろ。
きこえてくる外の声が気になって、部屋を出ました。
住まいの前の道端に、頭から血を流した男性が倒れておられ、3人の警察官さんが、その男性のまわりで声をかけておられました。
「●●さん!」
ときどき店を訪ねてくださる、おひとり暮らしのご近所さんでした。
「この方を知っているのはあなただけです」
「この方のお住まいはどこですか」
この方が救急車で運ばれて、戻られて、お住まいに帰られるまで。
長い長い夜になりましたが、一夜で済んでよかったと、ふりかえっています。
救急車がきて、何事かと出てみえたご近所さんから、声をかけられました。
「ここだし、コルリさんに何かあったのかと思ったのよ」
お住まいの方も、訪れる方も。
あるところで別世界で、それでいて、たしかな現実の町です。
それぞれに、さまざまな、軽井沢時間があります。