きょう挙式されるおふたり。
プチギフト、お引き菓子、マカロンタワーのご注文があった後、さらなる追加オーダーをいただきました。
「式が終わったあと、ふたりで食べるウェディングケーキを」
驚きました。
新郎さまに内緒の新婦さまリクエストです。
これまでに、ほとんどのコルリスイーツを召し上がってこられたお客さま。
わがままをかなえてほしいと、いただいたご希望は、シフォンケーキとミルクレープの合体版。
お式では、ベリー使いのショートケーキがあるので、重ならないものを考えました。
お二人は、マカロンのベリーニの大ファンです。
ひとつの理由は、お嬢さまのお名前が「もも」さん。
また、紅茶がお好きです。
土台をシフォンと考えたのですが、もう少しフレンチな感じでまとめたかったので、ビスキュイスフレにしました。
ほわっほわのスポンジです。これを桃の紅茶使いで焼きました。
ここに、ベリーニのコンポート(白桃・シャンパン・レモン・ミント)をサンド。
クリームはお式の生クリームに重ならないように、ホワイトチョコレートのガナッシュモンテにしました。
試作したときに、味が弱く感じたので、コンポートにさらに、煮汁を合わせた桃のプリンを焼いて、いっしょにはさみました。
そして、もうひとつの素材がパッションです。
以前にフランスの紅茶で、桃とパッションのフレーバーティが結構すてきにおいしかったのを思い出しました。
今回のケーキのヒントになりました。
パッションは作り手のジョーネツの意味もこめています!
桃のショートの上の、パッションフルーツが乗ったドームは、チョコパッションのアントルメです。
ショコラのムースの中に、鮮やかなオレンジ色のパッションのクリーム、下はココナツの入ったダッコワーズ生地です。
ミルクレープの上には、パッションフルーツのムースの小さなものがのっています。そのムースがサブレをささえています。ムースの上には、ワッサーという赤い桃をコンポートにして、のせてあります。
脇には、小さなプロフィットロールを。
シュー生地には、紅茶葉が入っています。
あとは、マカロンたち。
教会は、おふたりが挙式されるチャペルです。
(写真をみながら作ったのですが・・・)
チャペルの脇に看板があるのですが、そこにおふたりのイニシャルを。
サブレはきのう、新婦さまがご来店されたときに、「これがかわいくて好き」とおっしゃっておられたティーポットを、おふたりにみたてました。
クリーム入れは、ももちゃん。
スプーンとフォークはご来賓です。
こわれると困るので多めにできたサブレは、別添えでお渡しすることにします。
ショートケーキ、スフレ、プリン、シュークリーム、ミルクレープ、2種のムース、そしてマカロン、サブレ。
いろいろな要素がのりました。