19:20すぎ。
日曜日の夜は、金曜や土曜より、最後のお客さまがはやめです。
片づけモードかと思っていたら、ふらりとお二人のお客さまが入られました。
「これよりもうちょっと大きなケーキはないですか」
トルテをみながら、そうおっしゃいます。
「モンブランでしたらございますよ」
とお答えすると、
「いくつありますか」。
コルリには3種類のモンブランがあわせて26ありました。
「35人分なんです」
「・・・」
想像以上でした。
「たとえば、10名さま分のミルクレープを1台あわせるというのはいかがですか。切り分けていただくことになってしまうのですが」
「ちょっと他もみて、相談してみます」
10分後、お客さまが戻ってこられました。
「それで、お願いします。」
5分お待ちいただいて、仕上げたミルクレープです。
お誕生日でも、何かのお祝いでもなく、差し入れなのだそうです。
のっぺらぼうなミルクレープがさみしく見えたので、勝手にくまと、マカロンを。マカロン屋の宣伝、「Coruri」マカロンものせてしまいました!
こんなとびこみオーダーは、はじめて。
「いやぁ、よかった。ちょうどいい。助かりました」
こちらこそ、ありがとうございました。
そして、日曜の夜なのに、ちょこちょこと、ご来店が。
きょうも、ありがとうございました。
コルリ、まもなく閉店いたします。
あ、モンブランを仕込まないと・・・